退職前にやっておくべきこと【後悔しないための退職準備チェックリスト】
転職先が決まって退職が決定したとき、退職前にやっておくべきことがあります。手続き・引き継ぎ・人間関係まで、退職前の準備を網羅的に解説します。
内定承諾して転職先が決まったとき、「もう終わった」という安心感がありますが、退職前にやっておくべきことはたくさんあります。退職後に「確認しておけばよかった」「手続きを忘れていた」という後悔をしないための準備リストをまとめました。
退職前の手続き系チェックリスト
離職票・雇用保険被保険者証を受け取る
退職後に転職先が決まっていない場合や、失業給付を受ける場合は離職票が必要です。退職後2週間程度で会社から送られてきますが、遅延することもあるので退職前に確認しておきましょう。
雇用保険被保険者証は次の会社で必要になります。手元にあるか確認しておきましょう。
源泉徴収票を受け取る
退職後に発行してもらえますが、転職先の年末調整や確定申告で必要になります。退職時に「源泉徴収票はいつ発行されますか?」と確認しておきましょう。
健康保険の切り替えを確認する
退職すると健康保険の資格を失います。転職先の入社日まで間がある場合は、以下のいずれかを選択する必要があります。
- 任意継続 — 退職後2年間、在職中の保険に加入し続ける(保険料は全額自己負担)
- 国民健康保険 — 市区町村の保険に加入(退職後14日以内に手続き)
- 家族の扶養に入る — 配偶者などの扶養条件を満たす場合
転職先の入社日が確定しているなら、その日から新しい会社の保険に加入できます。
年金の切り替えを確認する
退職後に無職期間がある場合は、国民年金への切り替えが必要です(退職後14日以内)。
転職先が決まっていれば、入社後に厚生年金に自動加入するため、空白期間の扱いだけ注意しましょう。
業務の引き継ぎ
引き継ぎ書を丁寧に作る
「もう辞める会社だから」という気持ちが出やすいですが、引き継ぎの質はあなたの最後の仕事の評価になります。きちんとした引き継ぎができた人は、退職後も「あの人は良い仕事をする人だった」という評判が残ります。
引き継ぎ書に含めるべき内容:
- 担当業務の一覧と進捗状況
- 取引先・関係者の連絡先と関係性の説明
- 進行中のプロジェクトの状況と注意点
- 定期的な業務のタスクとスケジュール
- パスワード・アカウント情報(セキュリティに注意)
後任者への丁寧な引き継ぎ
書類を渡すだけでなく、後任者と一緒に業務を実際にやってみる時間を作れると理想的です。疑問点をその場で解消できます。
人間関係の整理
お世話になった人へのご挨拶
退職前に、特にお世話になった上司・同僚・取引先には直接挨拶をしましょう。社会は狭く、転職後に取引先として再会することや、業界内で噂が広まることもあります。
退職の挨拶は「感謝の言葉」と「今後の連絡先(個人メールやSNS)」を伝えることが基本です。
社内での退職挨拶メールのタイミング
最終出社日の午後、業務終了後に社内向けの退職挨拶メールを送るのが一般的です。社外の取引先には最終出社日の数日前から送り始めましょう。
会社から借りているものの返却
退職時には会社から貸与されているものを全て返却します。
返却するもの:
- 社員証・IDカード
- パソコン・スマートフォン
- 制服・作業着
- 鍵類
- 社用クレジットカード
逆に、会社に預けているものも忘れずに受け取りましょう(健康診断の結果、私物など)。
個人情報の整理
退職前に、会社のシステムに入力した個人情報や、社内に保存した個人ファイルを整理しましょう。
やってはいけないこと: 会社の顧客情報・機密情報を個人のデバイスに持ち出すことは、不正競争防止法などに違反する可能性があります。転職先に「前職の資料を持ってきた」と持ち込むのは絶対にNGです。
まとめ
退職は転職の最後のステップですが、しっかり準備することが大切です。手続き・引き継ぎ・人間関係の整理——これらを丁寧にやりきることで、新しい会社でのスタートを清々しい気持ちで切ることができます。
「立つ鳥跡を濁さず」という言葉通り、最後まで誠実に仕事をすることが、長いキャリアの中で必ず活きてきます。
AUTHOR
Taunosuke
製造業向け法人営業11年(電子部品・半導体・自動車部品)を経て、製造業DX SaaSスタートアップのインサイドセールスへ転向。 転職活動のリアルをそのまま発信中。